11月のお便り – 歯周病について知ろう

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季節の変わり目、お口のケアはいかがですか?
朝夕と冷え込む季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?これからの季節は空気が乾燥し、口腔内のケアがますます大切になってきます。今月は「歯周病」について詳しくお話ししたいと思います。
歯周病って実際どんな病気?
「歯周病って名前はよく聞くけど、どういう病気なのか分からない」という方がほとんどで、他人事のように聞いている方が多いのが現状です。しかし、歯周病は日本人の成人の約8割が罹患している、とても身近な病気なのです。
初期症状から重度まで – あなたは大丈夫?
初期段階(歯肉炎)
- 歯ぐきが赤く腫れる
- 歯磨きの時に出血しやすくなる
- 歯ぐきがむずがゆい感じがする
中期段階(軽度歯周炎)
- 歯ぐきの腫れが慢性化する
- 口臭が気になり始める
- 歯と歯ぐきの間に隙間ができる
進行段階(中等度歯周炎)
- 歯がぐらぐらし始める
- 歯ぐきから膿が出ることがある
- 物が噛みにくくなる
重度段階(重度歯周炎)
- 歯が大きく動揺する
- 強い口臭が続く
- 最終的には歯が抜け落ちる
もしかしたらあなたも歯周病になりかけているかも…
上記の症状に心当たりはありませんか?歯周病は初期段階では痛みがほとんどないため、気づかないうちに進行してしまうことが多い病気です。「ちょっと歯ぐきが腫れているかな」「歯磨きの時に血が出る」といった軽い症状でも、実は歯周病の始まりかもしれません。
予防と早期発見が大切
歯周病は予防可能な病気です。日々の適切な歯磨きと、定期的な歯科検診で早期発見・早期治療を心がけましょう。特にこれからの乾燥する季節は、口腔内の環境が悪化しやすいため、いつも以上に丁寧なケアが必要です。
まとめ
歯周病は「自分には関係ない」と思いがちですが、実は多くの方が経験する可能性の高い病気です。今回ご紹介した症状に思い当たることがあれば、お気軽にご相談ください。早めの対処で、健康な歯ぐきを保ちましょう。
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